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真鶴での夏休み その3
海岸から家に戻って一息ついたあと、
今度は庭でスイカ割りをやろう!ということになりました。
昨日、スイカを丸ごと買ってきて、庭の流しで冷やしておいたのです。

でも、用意を始めると、スイカを割る棒がないことに気がつきました。
それに、よく考えると子どもの力では、スイカはうまく割れそうにないし、
一人がスイカを割ってしまったら、あとの人は食べるだけです。

「どうせなら、ただのスイカ割りじゃなくて、みんなで楽しめるような方法を何か考えようよ」
とパパは提案しました。といっても、何か名案があるわけではありません。

(…スイカ割りの目隠しは面白いから、それは残すとして、
子どもも大人も全員が同じようにスイカを楽しめるには…)

「そうだ!これはどうかな?」とパパは、いいアイデアを思いつきました。
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まず、スイカはこんな風に普通に切ってしまいます。
ただし、それをそのまま食べるのではありません。
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一人一人がスイカ割りのように目隠しをして…
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離れたところから、みんなの誘導でベンチの上に置かれたスイカに近づき…
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手を使わずに、目隠しのままスイカにかぶりつくのです!
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やってみると、これが予想以上に子どもたちに受けて、みんな大喜び!
「もっと右!いや、ちょっと左!」とか、
「はい、そこでストップ!今度はそこでゆっくり前かがみになって…」
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「はい、そこで大きく口を開けて、かぶりつく!!」とか、誘導に熱がはいります。
それもギャラリー全員が、それぞれ少しずつ違うことを言うのが面白い。
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こうして、まずは子どもたち全員がニコニコ顔でスイカにありつくことができました。

さて、次は大人の番です。
大人の場合は、もっとルールを難しくしてみます。
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まず、スイカはこんな風に三角に切って先をとがらせておきます。
そして、子どもたちよりもかなり離れた場所で、ぐるぐる何度も回ってからスタート!
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そして、みんなの誘導でスイカに近づくわけですが…
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最後は、口を大きく開けたまま頭を下げて、とがったスイカの先が
口の中に入るまで誘導してもらうのです。
スイカの先が正確に口の中にはいったら、そこでみんなが
「いいよ!そのまま一気にかぶりついて!!」と合図をして、ガブッ!

やってみると、前後左右の位置に加えて、高さの精度が必要なので
とても難しいのですが、その分、目隠ししているほうも、誘導するほうも熱くなります。

そして、最後に一気にスイカにかぶりつくまで、
本当にスイカが口の中に来ているのかわからないままなのが面白い。
自信のないまま、ガブリとやった瞬間、
甘いスイカの味と感触が口の中に広がります。
それがなんとも言えない面白さと達成感があるのです。

これはやった大人全員が、面白い!!と大絶賛でした。
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大人たちが、みんな楽しそうにやっているので
さっきのスイカを食べ終えた子どもたちも、同じようにやりたくなったようです。
まずはロカちゃんが挑戦!
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頭を下げた瞬間、ほっぺたにスイカの先が当たって失敗!
さっきよりずっと難しいんだよ~
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でもそのあとはうまくいきました!
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他の子どもたちも次々と三角スイカに挑戦して盛り上がりました。
このくらいルールが難しいほうが、子どもたちにもやりがいがあるのですね。

この「目隠しスイカかじり」ゲーム、とてもよかったので
今度の夏にでも機会があったら、やってみるのをおすすめします。
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そんなこんなで遊んでいるうちに夜になりました。
夕食は、地元の魚屋さんで買った新鮮なおさしみとナスの煮びたしです。
おさしみは、魚屋さんがサービスしてくれて、食べきれないくらいの山盛りでした。
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そして夕食のあとは、庭でみんなで花火!
ちょっと途中でパラパラ小雨が降り出したのですが、
子どもたちは、次々と手持ちの花火に火をつけて楽しんでいました。

みんなが花火を楽しんでいる間、ふと見ると、ひとりだけ庭に出ずに部屋の中から
ガラス越しに見ている女の子がいました。
お母さんたちが、「みんなと一緒に花火やろうよー」と誘っても
「わたしは、みているだけでいいの」と、かたくなに参加しようとしません。

その女の子は、個人的に話すととても楽しい子なのですが
他の子の輪の中に、なかなか進んで入っていけないタイプで
今回の旅行でもみんなの遊びに加わらないことが多く、パパも気になっていました。

窓ガラスに張り付くように、外の様子をじっと見ているので
たぶんとっても花火に興味はあるのでしょう。
なんとか、うまく誘えないかなあ、とパパもいろいろな言い方で
花火に誘ってみたのですが、うまくいきません。
どうも火がちょっと怖いらしいのです。

そのうち花火も終盤になって、外の子どもたちが線香花火で遊び始めたころ、
パパはその女の子に、工作で花火を作ってあげるのはどうかな?と思いつきました。
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思いついたら、即実行です。
台所にあった竹串を一本持ってきて、その先に折り紙を何枚か巻きつけて
セロテープでとめ、ほうきのようにハサミで細かく切りました。
そして別にハガキサイズの白い紙を丸めて筒を作りました。
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そして、筒の中に先ほどの折り紙ほうきの竹串を差し込んで完成です。

とにかく急いで即興で作ったので、どんな反応をしてくれるかドキドキしながら、
パパは窓のところにいる女の子のところに行きました。
「ねえ、これみて!花火をつくったんだよー!」
女の子は、キョトンとしてこちらを振り向きました。

「いい?ここに見えないろうそくがあるんだ。
このろうそくで、この花火の先っぽに火をつけるよ!」
と、筒の先にろうそくで火をつける真似をしました。
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そして、次に「シュシュシュシューッ」と言いながら、
うしろの竹串をつまんで、筒の先からちょっとだけ
色とりどりの折り紙を出し入れしました。
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そのあとは、「シューッ、シューッ!」と派手に声を出しながら、
折り紙のほうきを激しく出したり入れたり…
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最後は、「シューッ、パチパチパチーッ!」と
指先で竹串をぐるぐる回し、折り紙ほうきが花火のように見えるように動かしました。

その時です。
あまりに指でギリギリに竹串の端をつまんでぐるぐる回していたので
うっかり指がすべって、筒の中から中身がポトッと床に落ちてしまいました。

それが、なんだか線香花火の最後でポトッと火球が落ちるのにそっくりだったのです。
それを見て、パパも女の子も思わず「あははははは!」と大笑いしてしまいました。

ちょうど他の子どもたちが花火を終えて部屋の中に戻ってきました。
「え、なにやってんの?みせて!」
みんな集まってきました。

みんなの前で、パパは、さっき女の子に見せたようにもう一度紙の花火を見せました。
今度は、最後にわざと中身をポトッと落とすと、やっぱりみんなに大受けです。
「ぼくもつくりたい!!」「わたしも!」と、
本物の花火大会から、一気に今度は、紙の花火工作大会になってしまいました。
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パパが作り方を教えると、みんなそれぞれ折り紙の色の組み合わせを変えたり、
そのうち折り紙にアルミホイルを加えたり、外の筒のデザインを凝りだす子も出てきて
またまた大いに盛り上がりました。

みんなできあがった紙の花火を「シューシュー」言いながら一生懸命動かして、
最後は同じように「ポトッ」と言って落としては笑っています。
本物の線香花火で遊んだあとなので、たぶん最後の「ポトッ」に
よりリアルな面白さを感じているのでしょう。

先ほどの女の子も、今度はとてもうれしそうにはしゃいでいました。
他の子どもたちがうれしそうに紙の花火で遊んでいるのを見て、
その子が僕に近づいてきて、こう言いました。

「おとなになったら、オリンピックで きんメダル とれるかもね!
きたじまこーすけみたいにね!」

北京オリンピックで水泳の北島康介を見て大ファンになったそうです。
いつか「金メダル取れるかもね」というのは、
たぶん、その子なりの最高のほめ言葉だったのでしょう。
それにしても「大人になったら」、というところに笑いましたが、
僕を子どもの仲間として見てくれてるようで、うれしくなりました(笑)

この時のことは、その子の心の深いところに触れられたのかなあ、
とその後もニヤニヤしながら何度も思い出しています。


こうして真鶴の2日目も子どもたちはたっぷり遊んで眠りにつきました。
(その後、ママたちはまた深夜までたっぷり話をして過ごしました)
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翌日はもう帰る日となってしまいました。

早朝からみんなで家の中を大掃除し、荷物を全部車に積み込んだあとに
家の前で全員で記念撮影。そして、家に向かって声をそろえて、
「ありがとうございました!!来年も来られますように!」と、ごあいさつ。

ロカちゃんが、つかまえたカニやエビを港で逃がしたあと
真鶴の駅で、来年の再会を誓って、それぞれの家族は帰路についたのでした。
(おわり)
by iwaisanchi | 2008-09-17 22:15 | ◆このごろのいわいさんち
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