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2008年のロボット、1971年のロボット
もう2ヶ月ほど前になってしまいましたが、1月中旬に
ロカちゃんと上野の国立科学博物館でやっていた『大ロボット博』を見に行きました。
今年になってロカちゃんと一緒に行った3つめの展覧会です。

この手の博物館での企画展示は人気はあるものの、ものすごく混んでいたり
大味な展示だったりして、どうかなと思ったのですが、
アートだけでなくて、科学的な展覧会にもロカちゃんを連れて行きたい気持ちもあり、
ロカちゃんを誘ってみると、もちろん「いくいく!」と大乗り気。
f0118538_1273683.jpg
とにかく並ぶのを避けるため、朝早くふたりで上野に向かいました。
おかげですんなり入れたのですが、それでもすでに会場内は大混雑!
ゆっくりは見られなかったものの、ロカちゃんは江戸時代のからくり人形に興味津々。
パパのほうはというと、手塚治虫さんの『アトム大使』(鉄腕アトムの前身)の
生原稿を間近で見られたので、それだけで大満足。
f0118538_1274262.jpg
ホンダのASIMOのショーもやっていたのですが、
これも大人気で後ろのほうからしか見られなかったので、
恥ずかしがるロカちゃんをパパが一生懸命肩車して、
なんとか「走るASIMO」を肉眼で確認しました(笑)
f0118538_1274946.jpg
ロボット展を見たあとは、国立科学博物館の常設展示へ。
こちらは世界の動物の剥製など、かなり渋い展示だったのですが、
意外とロカちゃんは大喜びではしゃぎながら見ていました。
地球や生物に関する厖大な展示を見ながら、
ふたりでゆっくりといろいろな話ができてとてもよかったのです。
ロボットのような目新しいものだけじゃなくて、
こういう渋めの博物館に子どもと来るのもいいなあ、と見直したのでした。

・・・

さて、それから一ヶ月以上経ってからのこと。
実家にあった古いネガフィルムを調べていて、あっ!と驚きました。
そのフィルムには、こんな風景が写っていたのです。
f0118538_127544.jpg
これは、大阪万博のフジパンロボット館!
しかし、1970年当時、確かに大阪万博には行ったのですが
フジパンロボット館に入った記憶はありません。
f0118538_128096.jpg
しかしフィルムには、しっかり姉と一緒にロボット館の中で撮った写真がありました。

不思議だなーと思って調べてみると、フジパンロボット館は
大阪万博閉幕後の翌年、1971年に愛知県の青少年公園に移設されていました。

すっかり忘れていたのですが、たぶん僕は万博で見られなかった
フジパンロボット館をぜひ見たいと両親にせがんで連れて行ってもらったのでしょう。
他にも公園の遊具なのか、実物大のゾウやサイの彫刻で遊ぶ姿が写っていました。
f0118538_128690.jpg
実家の母に写真をメールし電話で確認すると、ロボット館のことは覚えていないけど
このゾウはよく覚えてるわ、とのことでした。

それにしても、つい先日ロカちゃんと上野でロボットや剥製を見てきたのと同じような光景が、
37年も前のフィルムに刻まれていたのには、とにかくびっくりしました。

ネットで調べていて、さらに驚いたのは、
フジパンロボット館のプロデューサーが手塚治虫さんだったこと。
そしてフジパンロボット館で公開されていたロボットのうちの何体かは、
いまだに愛知県児童総合センター内に展示されていて動いているとのこと。

「愛知県児童総合センター」といえば、
1月に僕が名古屋でやったワークショップは、そこから頼まれたのです!
なんだか急に因縁めいたものを感じてしまいました…
僕は、別な会場でワークショップをやったのでロボットは見られなかったのですが
37年ぶりにロボットの実物を見たら、何か思い出すでしょうか…
いつかロカちゃんも連れて見に行ってみたいです。

しかし、手塚治虫さんが鉄腕アトムで描いていた未来に
すでにいま自分が生きて暮らしているかと思うと変な気分ですね。
(まあ、ロカちゃんも2000年生まれですからね…)
by iwaisanchi | 2008-03-18 01:28 | ◆むかしのいわいさんち
雪だるま 1970
もうひとつ、こちらは僕自身がよく覚えている雪の思い出です。
この写真は、1970年の冬にわが家の庭で撮ったもの。
アルバムに貼ってあった写真をスキャンしました。
当時僕は小学校2年生。今のロカちゃんと同じ年齢です。
f0118538_12352163.jpg
この日も珍しく雪が降って、僕は生まれて初めて本格的な雪だるまを作りました。
しかし、雪が少なくて土が混ざってしまい、こんな泥だらけの雪だるまに…
でも、できあがってとてもうれしかったのを覚えています。

雪だるまの顔のパーツが、ちゃんとオーソドックスな木炭なのがいいですよね。
僕が抱いているのは、当時わが家で飼っていた「チコ」というメスの雑種犬です。

うしろに並んでいる車は、お隣の建設会社のものですが、懐かしい形をしています。
他にも、ジャイアンツのマークの黄色い野球帽に黒い長靴など、見れば見るほど
懐かしさが込み上げてきます。

雪がめったに降らないのを、子ども心に残念に思っていましたが
逆にこうしていい思い出にもなっています。

当時のこの地方の子どもたちに、この雪が同じように楽しい記憶を与えてくれ、
同じ日に撮った雪の写真が大事に今もアルバムに貼られているのかもしれない、
と想像すると、面白いですね。

年に一度あるかないかの雪も結構いいものです。
by iwaisanchi | 2008-02-24 13:11 | ◆むかしのいわいさんち
はじめての雪 1964
先日のNHKハイビジョン番組『わたしが子どもだったころ』では
撮影のために、実家から古い写真を探し出して使うことになったのですが、
アルバムには貼られていない、古い写真の束やネガからこんな写真を見つけました。
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f0118538_0282952.jpg
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正確な日付はわかりませんが、これはたぶん1964年の1月か2月に
当時住んでいた古い実家の近くで撮影された写真。
僕は1歳3ヶ月ほど、ちょうど今のゆゆちゃんと同じくらいです。

僕の生まれた地方はめったに雪が降りません。
珍しくたくさん降った雪に、父はカメラを向け、母は姉と僕に厚着をさせて
外に連れ出したのではないでしょうか。
たぶんこの日が僕にとって初めての雪体験だったのでは?

田舎の母にメールでこの写真を送って見てもらい、電話でいろいろ聞いたところ
この日のことは覚えていないけれど、僕が着ているコートは母の手作りで、あずき色だったこと、
帽子も母の手編みだったこと、カメラは当時買ったばかりのオリンパスペンだったことなどを
とても懐かしそうに話してくれました。

3枚目の写真の上に写っているのは、父が作ってくれた鉄棒で
右側に下がっているのは、縄と板で作った小さなブランコ。

初めての雪の日に、小さなわが子に向けられたレンズ。
手作りのブランコ。

まさしく、今僕がロカちゃんやゆゆちゃんにしていることと一緒です。

いまこうして同じ年代の子どもを持って、この写真を眺めると
まるで当時の父の気持ちが、そのまま僕に流れ込んでくるような気さえします。
by iwaisanchi | 2008-02-24 12:17 | ◆むかしのいわいさんち


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