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今日の文教大学講演会 補足です
岩井パパです。
本日11月29日13時半からおこなう、文教大学での講演会についての補足です。

担当の方から連絡があり、講演会の最後に
1年生の学生さん10名が、ちょっとしたパフォーマンスを見せてくれるとのこと。
僕の昔の作品『時間層II』に関係したものだそうで、
いったいどんなものになるのか興味津々です。

それから講演終了後、17時から1時間ほど交流会が予定されているそうです。
このブログを見ていらっしゃった方は、ぜひご参加いただき声をかけてくださいね。

また会場で、『100かいだてのいえ』の販売もできることになりました。
時間のあるかぎり、サインさせていただきます。

以上、当日のお知らせになってしまいましたが、
盛りだくさんな会になりそうです。
ぜひおいでください!
by iwaisanchi | 2008-11-29 07:23 | ◆お知らせです!
ゆゆちゃん、はじめてのえのぐ
『いわいさんちweb』を始めたのは、
ゆゆちゃんが生まれた翌月のことでした。
なので、ゆゆちゃんも『いわいさんちweb』もほぼ同じようにこの2年を歩んできました。

この2年間で、ゆゆちゃんはぐんぐんと成長しています。
今はやることなすこと、すべてが面白くかわいい時期です。

例えば、少ししゃべり始めたゆゆちゃん。
最近は、初めて見るものや興味のあるものを指差して
「なに?」というのが、流行っています。
近くのものについて聞くときは「なにこれ?」と言いたいようですが、
「らりるれろ」がまだ言えなくて、「なにこ?」になってしまいます(笑)
とってもかわいいなあ、と思うのですが、
こんな時期もあっというまに過ぎ去っていくんでしょうね。

そんなわけで、最近のゆゆちゃんのことを
いくつか書きとめておきたいと思います。

***

パパとロカちゃんが、いつも家でお絵かきや工作をしているせいで
このごろゆゆちゃんも、お絵かきにすごく興味を示すようになってきました。

先日も、パパとロカちゃんがダンボール工作に
えのぐで色を塗っているのを見て、
ゆゆちゃんもやりたくてしかたがない様子だったので
初めてゆゆちゃんに、えのぐと筆を使わせてみることにしました。

でも、いつもパパたちが使っているえのぐのパレットを
ぐちゃぐちゃにされても困ります。
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ちょうど別のえのぐ皿に、赤と青の2色のえのぐが出ていたので
それをゆゆちゃんに渡すことにしました。
紙は、A3サイズのコピー用紙、
まわりが汚れないように、床には養生シートをしっかり敷きました。

ゆゆちゃんはパパたちの様子をよく見ていたせいか
まったく初めてとは思えない、なかなかしっかりした筆の持ち方で
赤と青の2色が微妙に混ざって色の変わるのも楽しんでいる様子。

おまけに、しばらく集中してなにやら絵らしきものを描いていたゆゆちゃんは・・・
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途中で、筆洗器で筆を洗いにきました!(笑)
ロカちゃんやパパがどういう風にやっているか、しっかり見てるんですね~
感心しました。
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最後は、「ママ~~!」とうれしそうに叫びながら、
描きあがった絵をママに見せに行きました。

ゆゆちゃんの絵は、僕らにはわけがわからない適当なものに見えるのですが(笑)
きっと彼女の中ではちゃんと意味があり、
また、初めてえのぐで絵を描いた達成感があったのではないでしょうか。

ゆゆちゃんの絵が、今後どんな風に変わっていくのか楽しみです。

***

そういえば以前、ロカちゃんが通っていた幼稚園の園長先生と
こんな話をしたことがあります。

僕は、絵を描く道具としてクレヨンやクレパスを子どもに使わせるのが
あまり好きではないので、そのことを話したところ、
園長先生も、本当は子どもたちにはえのぐのような、
淡い色や繊細な表現ができるものを使わせたいけれど、
たくさんの人数相手だとそうもいかないんです、というようなことを
おっしゃっていて、なるほどと思いました。

子どもたちがクレヨンやクレパスを使うのは、
与える大人の都合でもあるんですね。

ロカちゃんやゆゆちゃんを見ていると、
大人が思うよりも、ずっと子どもたちの感覚は繊細で鋭敏だなあ、と感じます。
親としては、もったいないと思ったり、
服や家を汚したりしないか心配にもなるのですが
えのぐでも何でも、思い切って大人と同じ道具を使わせて
世界の面白さ、表現する楽しさを教えてあげたいなと思っています。
by iwaisanchi | 2008-11-28 16:14 | ◆このごろのいわいさんち
いわいさんちweb 2周年!
本日11月23日で、いわいさんちwebは2周年を迎えました!
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今日までの2年間に、このいわいさんちwebを訪れてくれた方は、のべ20万人!

昨年の1周年の時には7万6千人だったので、
2年目は、1年目よりずっと多くの方に見ていただいたことになります。
うれしい~~!

この一年も、忙しくて何ヶ月もお休みしたり、なかなか更新ができなかったり、と、
楽しみにしていただいているみなさんには申し訳ないことも多かったのですが、
うれしいコメントに励まされながら、なんとか続けてこられました。
本当にありがとうございます!

単にその日の出来事や、自分の考えを一方的に書く日記と違って、
たくさんの方が、記事を読んで喜んだり驚いたりしてしてくれているのが
コメントから伝わってくるのが、僕にとって一番の励みです。

このブログに紹介しているエピソードは、
ほとんどわが家の中で起きているプライベートな事ですが、
こうしてブログを通して、みなさんが見ていてくれる、という実感があるからこそ
もっと楽しく、面白いことをやってみよう、という気持ちにもなります。

そういう意味では、見ていただいているみなさんからもらったエネルギーで、
わが家の暮らし自体が支えられている、ということですね。
ありがとうございます。
これからも、ちゃんとお返しができるように、
楽しく暮らし、面白いこと、たくさん考えていきたいと思っています。

だんだん、遊びの内容もレベルアップしてきたせいで
1回の記事で書きたいことが多くなって
ちょっと忙しくなるとなかなか更新できないのですが(苦笑)、
気まぐれペースでやっていきますので
これからも引き続きよろしくお願いします!
by iwaisanchi | 2008-11-23 12:04 | ◆このごろのいわいさんち
文教大学で講演会やります!
文教大学で造形美術論を教えていらっしゃる中川素子先生からのお誘いで
今月の29日土曜日に、講演会をやることになりました!

中川素子さんは、谷川俊太郎さんと一緒に編集された
別冊太陽『おとなが子どもに出会う絵本』や、
平凡社新書『絵本は小さな美術館』など、
絵本についての数々の著書がある方です。

僕がまったく絵本とは無縁だった10年以上も前から、
中川さんは僕の仕事に注目してくださっていて、
時折、上記の別冊太陽での原稿を依頼されたり、
絵本学会のシンポジウムに呼ばれたりしていました。

先日のエッセイにも書いたように、僕も昔から絵本が好きだったので
絵本研究の第一人者の方が、なぜか僕のメディアアートの仕事に
興味を持ってくれていることをうれしく感じていました。

そうこうしているうちに、僕自身も絵本を描くようになってしまったので
中川さんは、もしかして僕の中に昔から絵本作家的な資質があることを
見抜いていたのかな?とちょっと不思議な気持ちです。

今回は、3時間も時間をいただいたので、僕の少年時代のエピソード、
メディアアーティストとしての仕事やTENORI-ONについて、
また現在の絵本や娘たちとの遊びまでたっぷり話ができそうです。

講演会といっても話をするだけでなく、
観客参加型の仕掛けも用意して楽しい時間にする予定ですので、
ぜひお越しください!


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(画像をクリックすると拡大します)
【岩井俊雄 講演会】
日時: 2008年11月29日(土) 13:30~16:30
会場: 文教大学13号館13101教室
(入場無料、事前予約なし、一般参加可能)


メディアアートで世界的に活躍している岩井さん。
最近は、子どもと一緒に楽しみながら彼らの創造力を
引き出す絵本やおもちゃを作っています。
今回の講演会でもインタラクティブな体験が皆さんをお待ちしています。
ぜひご参加ください。

主催: 文教大学教育学部 美術研究室
後援: 文教大学、文教大学教育学部

■お問い合わせ
文教大学教育学部 美術研究室
〒343-8511 埼玉県越谷市南荻島3337
TEL: 048-974-8811 FAX: 048-974-8943
E-mail: bizyutsu@koshigaya.bunkyo.ac.jp


文教大学 越谷キャンパスへの詳しいアクセス案内はこちらです。
お待ちしています。
by iwaisanchi | 2008-11-13 10:32 | ◆お知らせです!
オバケ退治ゲーム
ハロウィンが終わり、街やお店のディスプレイは
急にクリスマス一色に変わってしまいました。
その変わり身の早さには、びっくりさせられます。

わが家の庭のハロウィンの飾りつけも一日だけだったのですが、
その後、家の前の道を通った子どもがお母さんに
「ハロウィン、もうなくなっちゃったねー」と寂しそうに言うのが聞こえてきて
すぐに片付けてしまって悪かったような気持ちになりました。
わが家の娘たちもそうですが、
子どもたちの楽しかった気持ちの余韻はしばらく続いているんですよね。

さて、今回はそんな余韻を楽しみながら
ハロウィン前のエピソードをひとつご紹介したいと思います。

***

10月初めのことです。
仲良しのお友だち兄妹(小2の男の子と、幼稚園年中の女の子)が、
わが家に遊びにきました。

毎回そうなのですが、わが家が女の子ふたりなので、
子どもたちみんなで一緒に遊ぶと女3人/男1人となって、
どうしてもお店屋さんごっこのような女の子っぽい遊びが多くなります。

すると、お兄ちゃんのほうはつまんなくなって、
持ってきたDSでゲームを始めてしまいます。
せっかく来てくれたのに、それじゃあね…ということで、ここがパパの腕の見せ所。
みんなで遊べて、男の子にも女の子にも面白い遊びを考えるのです。

こんな時、以前よくやった遊びは「虫探しゲーム」。
お兄ちゃんのほうが、一時期ムシキングにはまっていて
虫が大好きだったこともあり、紙工作でいろいろな虫を作りました。
それを2チームに分かれて、片方のチームが部屋のあちこちに虫を隠し、もう片方が探すんです。
作るだけでなくて、自分たちで作ったもので遊ぶのは楽しいし、
とりわけ何かを見つける遊びは、男の子も女の子も夢中です。

さて、この日もDSで遊び始めていたお兄ちゃんの方に
「何か作って遊ばない?」とパパが声をかけると
「じゃあ、また むしさがし がやりたいな~」と返事が返ってきました。

でも、毎回虫探しじゃワンパターンです。
特にこの日はハロウィン前だったので、
「じゃあ虫の代わりにオバケや怪物を作って遊ばない?」と、言うと
「それいいね!おもしろそう!」とすぐに乗ってきてくれました。
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女の子たちが、別な部屋で遊んでいる間、
パパと男の子とで工作開始です。
さっそくハガキサイズの紙を2ツ折りにして、切り紙の要領で
オバケの形を切ってみました。
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ほかには定番のコウモリに…
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これは火の玉オバケのつもり。
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男の子も、吸血鬼や…
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ガイコツを一生懸命作ってくれました。
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パパは、こんなかわいい悪魔も作ってみました。
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腕を曲げ、しっぽを使って立たせれば、立体的なチビ悪魔になります。
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いろいろな怪物やお化けができました!
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気がつけば、切り抜いたまわりの紙が
シルエットになっていて面白いです。
これも何かに使えそう!とパパは思いました。

できあがったところで、ロカちゃんと男の子の妹ちゃんがやってきました。
これからオバケを隠して探すゲームをやるんだよ、と言うと
案の定、ふたりとも「やりた~い!!」
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ちょうど外も暗くなってきています。
いつも虫探しは、明るい部屋でやっていたのですが、
今回の相手はオバケなので、部屋を暗くして懐中電灯を使って探すことにしましょう。

オバケを隠すのは、2階のロカちゃんの部屋の中にしました。
まず、ふたてに分かれて片方のチームが、部屋のあちこちにオバケを隠します。
隠し終わったら、部屋の電気をチカチカ点滅させたあと、真っ暗にします。
そうなったら準備完了!の合図です。
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さあ、ロカちゃんの部屋に、オバケが住みついてオバケ屋敷になってしまいました!
全部のオバケを見つけ出して、退治しましょう!
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真っ暗な部屋の中、懐中電灯だけでオバケを探します。
明るい部屋の中よりも、すごく探している感じになって面白い。
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あっ、ランドセルの上に、チビ悪魔発見!
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ここで、先ほどの切り抜いた残りの紙が役に立ちます。
見つけたオバケを「封印するカード」として使うのです。
さっそく、チビ悪魔を封印してしまいましょう!
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実は、いつも虫探しゲームをしている時に困ったのが
あと何匹の虫が残っているのか、わからなくなってしまうことでした。
それで、紙に虫の名前を書き出したりしていたのですが結構面倒くさい。
今回は、オバケを切り抜いた残りの紙に、見つけたオバケを「封印」する設定にしたら
見つかっていないオバケがあと何匹いるのかすぐわかるし、
子どもたちが、「みつけた!ふういんだ!」と盛り上がって一石二鳥です。
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さらに、まだ見つけていないオバケは、こんな風に
封印カードを使ってシルエットを投影します。
「さあ、このオバケがまだひそんでいるはず。みつけなくちゃ!」
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暗い中で見つけるのは結構難しいです。
見つける方は一生懸命、隠した方もすぐに見つかってしまわないかドキドキしながら見守ります。
「あっここにいた!」「ガイコツはっけん!」
次々とオバケが見つかりました。
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さあ、残っている封印カードはあと少し。
最後、どうしても見つからないオバケは、隠れている場所のヒントをもらいます。
この、ヒントを聞きながら探す時がまた楽しい。
隠した方、見つける方のかけひきがとても面白いのです。
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ようやく全部見つかりました!
すべてのオバケを封印して退治したところで、部屋の明かりをつけます。
呪いが解けて部屋が明るくなりました!
よかった、よかった。
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懐中電灯を使って探すことや、カードに封印することなどで
子どもたちもノリノリになって、オバケを隠したり見つけたり、
交代で何度も何度も遊びました。

このオバケ退治ゲーム、ハロウィンと関係なく年中楽しめそうです。
ぜひ機会があったらお試しを。
by iwaisanchi | 2008-11-10 13:13 | ◆このごろのいわいさんち
感覚のリセット―[9] 30年目の絵本
岩井パパです。
おかげさまで僕の絵本『100かいだてのいえ』は、とても好評をいただいていて、
発売直後から何回も増刷を重ね、僕も偕成社の担当さんも驚いています。
買っていただいた方、本当にありがとうございます!
特に宣伝もしていないのに、本屋さんで子どもたちが見つけ、
気に入ってくれるケースが多いと聞いて、それが何よりもうれしいです。
日本全国で、毎晩たくさんの子どもたちが100階まで登ってくれていると思うとドキドキします。

さて、今回は紀伊國屋書店のフリーマガジン「スクリプタ」9号に書いた絵本に関するエッセイをご紹介します。
『100かいだてのいえ』が出版されてしばらく経った8月頃に書いたものです。
以前、加古里子さんや田島征三さんの絵本について、このブログで書きましたが
このエッセイでは、安野光雅さんの絵本との出会いを中心に
自分の過去の絵本体験や、絵本についての想いをつづってみました。
読んでみてください。
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感覚のリセット― [9]

30年目の絵本

岩井俊雄

f0118538_953992.jpg 『100かいだてのいえ』という絵本を描いた。僕にとって初めての本格的な描き下ろし絵本である。それ以前に紀伊國屋書店から『どっちが?絵本』というシリーズを出してはいるが、これは娘と家でやっていた遊びをシンプルな絵本にしたもの。今回の『100かいだてのいえ』は、絵本の老舗出版社である偕成社からお誘いを受けて、まったくのゼロから長い時間をかけて描き上げた。
 絵本をいつか描いてみたい、と思い始めたのは、実はもう30年近くも前のことだ。高校生の頃、安野光雅さんの絵本に出会ったのがそのきっかけだった。それまでの僕は、マンガやアニメなど絵で表現する世界に夢中になってはいたが、絵本のことはまったく視野に入っていなかった。それが安野光雅の絵本に出会って衝撃を受けた。最初に見たのは『旅の絵本』だっただろうか。開いた瞬間、ページの隅々までびっしり描き込まれた緻密な絵に驚いた。さらに一つも文字がなく、読者自身が本当に旅するように自由に絵本の空間を楽しめる趣向に感動を覚えた。エッシャーに影響を受けたという初期の『ふしぎなえ』『さかさま』なども面白かったが、特にアルファベットを木製の不可能立体として描いた『ABCの本』には、こんなに美しい絵本があるなんて、と溜息をついた。美しいだけではなく遊び心に溢れ、随所に数学や科学のエッセンスがふりかけられ、絵本の中に不思議な空間が閉じ込められているようにさえ感じた。マンガやアニメにばかり気をとられていた僕は、気高さと実験精神とが見事に合わさった絵本という表現に不意にガツンとやられた気がした。安野光雅をきっかけに、尊敬と憧れをもって、国内外の絵本を読み漁り始めた。ビアトリクス・ポターや田島征三が僕のお気に入りになった。
 思えば幼い頃の絵本の記憶は強く残っている。4~5歳の時、福音館書店の『こどものとも』を時々買ってもらっていた。『だるまちゃんとかみなりちゃん』(加古里子)、『そらいろのたね』(中川李枝子・大村百合子)、『ごろはちだいみょうじん』(中川正文・梶山俊夫)などは、初めて読んだ当時のワクワクした気持ちが、今でもはっきりと思い出せるほどだ。本というものは面白い!と、生まれて初めて意識したのがこれらの絵本との出会いだった。ビジュアルの世界に触れる楽しさを、テレビよりも、マンガよりも先に教えてくれたのが絵本だった。
 高校で絵本に再度出会って刺激を受けた僕は、大学に入ってアーティストを志すようになった。絵本にはあいかわらず興味はあったが、自分の絵に自信がなく、ストーリーを作るのが苦手だったこともあって、よりアイデアや技術を全面に出せる映像の世界に飛び込んだ。絵本と違って、まだまだ未開拓の分野であったことも面白かった。そして自分なりにメディアアートという新しいジャンルを切り拓こうとした。
 10年ほど前、僕の個展を訪れたある絵本の出版社の方から、もし興味があれば絵本を描いてみませんか、とお誘いを受けたことがある。その人は、メディアアーティストの僕が絵本を描いたら、どんな絵本ができるだろうか、と純粋な興味で誘ってくれたのだった。僕も、かつて自分が憧れていた絵本に誘われたことはとてもうれしかったが、実際には何を描いていいものやらまったくイメージが湧かなかった。自分の仕事がようやく注目を浴びるようになった時期でもあり、メディアアートには明確なビジョンを持てた。しかし、絵本には憧れはあっても、自分がやるべき何かは見えてこなかった。憧れだけでは、絵本は描けないことを思い知った。
 それからさらに長い年月が経ち、2年ほど前、今度は偕成社の方から連絡があって、また絵本を描くチャンスがめぐってきた。10年前の記憶が戻り緊張はしたが、しかし今度は以前とは違う自分も感じていた。僕には娘が生まれ、娘との日々の遊びの中で、自分が子どもにできることを模索していた。同時に、テクノロジーやデジタルの限界も感じ始めていた。こうしたことが、僕に絵本を描く必然を与えてくれそうな気がした。
 しかし、いざ取り掛かってみると、そう簡単なものではなかった。絵本に自分にしかできないことは残っているのか。これまで避けていた、自分の絵のスタイルを作り、物語をつむぐことはできるのか。そうした疑問が一気に押し寄せてきた。悩みながら、迷いながら、ひとつひとつクリアしていく地道な日々が続いた。かつて憧れた先人たちの絵本には遠く及ばないまでも、自分らしいアイデアを詰め込んだ、子どもたちに本当に見せたい絵本を目指した。〆切を何度も延ばしてもらいながら、一年半かけてようやく完成に漕ぎ着けた。絵本が出版され、幸いなことに子どもたちや親からのうれしい感想が次々届き始めて安堵した。絵本というものは、子どもの手に直接届くメディアなんだ、と気がつきあらためて感動した。
 『100かいだてのいえ』を描き終わった頃、娘が通う小学校の先生に、この小学校にかつて安野光雅さんがいたらしい、と聞いた。慌てて調べてみると、安野さんが上京した初期に教員として勤めていたことがわかった。一つ絵本を描き上げたことで、30年の呪縛から徐々に解き放たれた気分になっていた僕は、偶然のめぐり合わせに驚いた。そして、かつて保育園と高校で僕に大きな影響を与えてくれた絵本に、今度は自分がお返しをする番かもしれない、と密かに思い始めている。
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初出 scripta no.9 (紀伊國屋書店)

by iwaisanchi | 2008-11-08 09:20 | ◆岩井パパのエッセイ
「どっちがへん?」東急電鉄マナー広告第6弾
「どっちがへん?」の東急電鉄マナー広告第6弾ができました!
紹介がちょっと遅れてしまいましたが、すでに先月25日ごろから
首都圏の東急電鉄の駅や車内に貼り出されているはずです。

さて、今回のテーマは「優先席」です。
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さあ、どっちがへん?
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ちなみに、今回使っている青紫と濃い黄色は、
優先席のステッカーや吊革に使われている色と同じにしてあるんです。
実際の東急の優先席はこんな感じ。
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実は、今回のネタを考えていた9月中頃、
家族みんなで三浦半島にある京急油壺マリンパークへ行くことになり、
その時に岩に寝そべるアシカを見たんです。
それが、このアイデアに結びつきました。
(この写真も、マリンパークへ向かう途中に東急東横線で撮りました)

その時、ロカちゃんが「どっちがへん?」のマナーポスターをまだ駅で見たことがない、
と言っていたので、渋谷駅で探してみたら…ありました!
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わが家は最寄り駅が吉祥寺ということもあって、
東急にほとんど乗らないんですよね。
実際にパパのポスターが貼られているのを見つけて、
ロカちゃんもうれしそうでした!

P.S.
過去の「どっちがへん?」のマナー広告が全部見られるように
このブログ右上のカテゴリに「◆どっちがへん?」を追加しました。
これまでのポスターをまとめて見てみたい方はクリックしてくださいね。
by iwaisanchi | 2008-11-07 08:59 | ◆どっちがへん?
夜のハロウィンパーティ
外は、だんだんと暗くなってきました。

昨年のハロウィンパーティは明るいうちにやったのですが、
今年は本格的に、夜に家々をまわることになっています。
夜のほうが雰囲気があっていいなと思うのですが、
暗いとせっかくの仮装がよく見えなそうですね。

わが家の庭の飾りつけも、照明をつけたらとてもいい感じになりました。
なので、どうせならロカちゃんたちの仮装にも光の演出をしちゃいましょう。
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豆電球と、スイッチ付の電池ボックス(単三電池2個用)を使って
簡単なライトを作ってみました。
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そのライトを、妖精の羽の中央に取り付けてみたら、
こんな風に布が照らされて、思った以上にいい感じに羽が光りました。
電池ボックスは、セロテープで真ん中の針金に留めて、背中に隠せばよさそうです。
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それからロカちゃんが「ひかるつえをもちたい!」と言ったので、
LEDライト(懐中電灯)の先に、半透明のプラスチックの棒をテープで固定してみました。

このプラスチックの棒、実は熱で溶かして接着剤のように使う「ホットメルト」というものです。
こういう使い方をするものではないのですが、乳白色なのがいいかも、と思い、
試してみたら、とてもきれいに光りました。
なぜかライトに近い部分は白く、遠い部分は黄色く光るのが不思議です。
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さっそく作った光る杖を、ゆゆちゃんに持たせると大喜び。
羽も、暗いところでは、全体が光って見えてとてもきれいです!
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ふたりの光る妖精が現れました!
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集合時間の6時前。
おなかがすきそうなので、ちょっと早めに夕食をすませて出発です!
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近くの公会堂に到着すると、すでにたくさんの子どもたちが集まってきていました。
みんなお互いの仮装を見せ合って、わいわい盛り上がっています。

黒猫に仮装した子が何人かに…
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ポニョに、着物のお姫様。
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全身すっぽりはいるロボットを、ダンボールで作ってきた男の子もいました。
みんなとても凝っています!
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みんな揃ったところで、出発です。
まずは1軒目のおうちに向かいます。
いわいさんちは2軒目なので、このすきにパパは急いで家に戻り、
みんなを迎える準備です。
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暗くなってみると、昼間よりもダンボールのかぼちゃオバケが
目立たなかったので、照明を足したり、カボチャの目に豆電球をつけました。
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2階の窓の黒猫も…
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クモも、夜になってくっきり見えるようになりました。
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コウモリも、中にライトを入れたジャック・オ・ランタンも夜になるとぐっと雰囲気が出て、
プロジェクターで壁に投影したオバケも、見えすぎるくらい見えてます。
庭の草花も、赤と緑のライトで照明しました。
さあ、準備は万端です!
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しばらくして、子どもたちがぞろぞろやってきました。
角を曲がったところで、壁に投影されたオバケを見つけて
「あっ、なにあれ!オバケ!?」
「わー、ロカちゃんちすごーい!」と歓声が上がります。
しめしめ、がんばったかいがありました!
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わが家の庭に到着した子どもたちは、全員声をそろえて「トリック・オア・トリート!!」
ママがクッキーの袋を手渡します。

普段は静かな住宅地が突然にぎやかになって、近所の人も見にきています。
昼間通りかかったよその子どもたちが、お母さんと一緒に夜の様子を見にきたので
その子たちにもクッキーをプレゼントしました。
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そして、みんなで記念撮影。
このあとみんなで2軒の家をまわったのですが、
それぞれのおうちでちょっと凝った趣向があり、子どもたちには
とても楽しいハロウィンパーティになりました。

ロカちゃんも、「ハロウィン、ものすごくたのしかったあ!!」と大満足。

翌朝起きてからも、ロカちゃんもゆゆちゃんもまだ昨夜の興奮さめやらず、
ふたりとも妖精の羽を背中につけて遊んでいました(笑)
by iwaisanchi | 2008-11-06 06:55 | ◆このごろのいわいさんち
ママのハロウィンクッキー
パパがハロウィンの衣装や、家のまわりの飾り付けの準備をしている間、
ママは…というと、キッチンで何かを一生懸命作っていました。
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それは、子どもたちに配るクッキーです!
ハロウィンパーティで子どもたちへ配るお菓子は、
買ってきたものでも別に構わないのですが、そこは、いわいさんちのママ。
せっかくだから手作りクッキーにしようと、はりきっています。
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ママは二日ほど前にも、ロカちゃんとクッキーをたくさん焼いていたのですが、
今日の練習用だったんですね。
その時は、わが家でいつも使っているクッキー型だったのですが、その後
ちゃんとハロウィン用に、オバケやコウモリ、カボチャ、
黒猫や魔女の帽子の抜き型をどこかで見つけてきたみたいです。
かわいいですね。
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オーブンレンジから、クッキーがこんがり焼ける
いい匂いがしてきました…
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うーん、おいしそう!
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そして焼けたクッキーに、アイシングで絵を描くママ。
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クッキーに絵を描くのを、パパもちょっとやらせてもらいましたが
これが意外と難しい。

ママは普段まったくと言っていいほど絵を描かないのですが
珍しくこのクッキーにはスラスラ描いていて、
それもなかなかいい感じだったので、感心しました。

パパが、うまく描こうと思って描いたものより、
ママの絵のほうが素朴でクッキーには似合っています。

ココア味とプレーンの2種類のクッキーがたくさん焼き上がりました!
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夜のハロウィンパーティでわが家にくる予定の子どもたち約20人分と
他にも飛び入りでやってくるかもしれない子どものための予備のクッキーが
出来上がりました。
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さて、夕方前のまだ明るい時間、学校から帰ってきたロカちゃんは
仮装をしたあと、他のお友だちの家に遊びに行ってしまいました。
パパは、家の庭の飾りつけをしながら、ゆゆちゃんと写真を撮っていました。
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すると、ロカちゃんがお友だちを連れて帰ってきました!
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いつも一緒に学校に通っている、同級生の女の子ふたりです。
ゆゆちゃんも、走ってお出迎え。
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お友だちがしているのは、それぞれ黒猫と魔女の仮装のようです。
やっぱり女の子の仮装はかわいいですね!
出かけるときは、仮装をしたまま街を歩くのをロカちゃんは恥ずかしがっていたのですが
みんなと一緒なので、もうすっかりニコニコ、とっても楽しそうです。
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ロカちゃんがいない間に、コウモリや黒猫の飾りを作って加えたので、
「パパ、こんなにいろいろつくったんだ!」と、ロカちゃんも驚いています。
お友だちも、「わーすごい~」と感心してくれました。
(この時はまだオバケは投影していませんでした)

みんな、さっそくインターホンのボタンを押し、声をそろえて
「トリック・オア・トリート!」
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すると、ママが出来たばかりのクッキーを持って
庭に出てきてくれました。
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さっそく、余分に作ったクッキーが役に立ちました!
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そしてみんなで庭で記念撮影。

このあと、ロカちゃんとお友だちはまた他のおうちへと
お菓子をもらいに出かけて行きました。

ロカちゃん、暗くなる前に帰って来るんだよ~
by iwaisanchi | 2008-11-05 07:47 | ◆このごろのいわいさんち
ハロウィンの飾りつけ
ハロウィンパーティの集合時間は、夕方6時です。
衣装が意外と早くできたので、まだ時間があります。

今年のハロウィンパーティは、10組の家族が参加するのですが、
子どもたちは4軒の家をまわってお菓子をもらうことになっていて
わが家にも子どもたちがやってきます。

なので、どうせならわが家もハロウィンらしい飾り付けをしよう、と
パパは考え始めました。
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まずは、ダンボールでカボチャオバケを作ることにしました。
よれよれになって工作に使えなくなった古いダンボールの裏側に、
ダーマトグラフで、大きなカボチャの絵を4つ描きました。
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オレンジ色の水彩えのぐで色を塗って…
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ハサミとカッターナイフで切り抜きました。
でも、なんだか平面的で面白みに欠けますね…
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試しに、少し立体的にしてみることにしました。
ざぶとんとダンボールを敷いた上に、切り抜いたカボチャの絵を乗せ
裏側からハンマーでたたいてふくらみをつけてみます。
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レリーフのような感じにちょっとだけなったのですが
それだけでずいぶん印象が違います。
よし、これでいきましょう。
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大小4つのカボチャおばけが出来上がりました!
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カボチャのへたの部分に穴をあけ、こげ茶色のアルミの針金を通して、
さっそく、庭のあちこちにぶらさげてみます。
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庭の木に3つぶらさげ、1つは地下への階段の上に取り付けました。
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ゆゆちゃんが、さっそく気になって見に来ました。
これから、ゆゆちゃんちがオバケでいっぱいになるよ~
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わが家の水色の壁と、緑の中でオレンジ色のカボチャはとても目立ちます!
こうして実際に飾ってみると、このハロウィン独特の色は
とてもよく考えられたものだというのがわかりますね。
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そして、次は先日作った本物のジャック・オ・ランタンを
門柱の上に飾ることにしました。

実は、9日前にみんなで作ったジャック・オ・ランタン、
日が経つにつれて段々としなびるだけでなく、一部腐り始めてしまったんです。
それでママがあわてて腐ったところを削って冷蔵庫に入れたのですが、
その後もどんどんと変形してしまいました。
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でも、こうして見ると作ったばかりのものよりも
不気味さが増して、とてもいい感じになってますね!
この迫力なら、確かに悪霊を追い払ってくれそうです。
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カボチャだけでは面白くないので、他のものも作りましょう。
前に作った切り紙のコウモリを、さらに大きくして
作っているうちに、いいアイデアを思いつきました。
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こんな風に、勝手口の横のライトにつけると目と口が光るんです!
(このやり方は今後もいろいろ使えそうです!)
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ダンボールのカボチャオバケに、本物のジャック・オ・ランタン、
そして光るコウモリが揃い、パパはすっかりハロウィンの飾り付けが
面白くなってしまいました。
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もっと作ってしまいましょう。
2階の窓には、ダンボールでネコの形を切り抜いて貼り付けました。
今はダンボールなのが見え見えですが、
カーテンの後ろからライトを当てたので、
夜になったらきっと、きれいな黒猫のシルエットになるでしょう。
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下から見上げるとこんな感じです。
こどもたちは黒猫を見つけてくれるかな?
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さらに、2階の別な窓には切り紙のクモを貼り付け、
あと、どうせならもっとやっちゃえ!と、
PCで絵を描いて、プロジェクターでオバケを壁に投影することにしました。
時間がないので、左右にふわふわ動くだけの簡単なアニメーションです。
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まだ明るい時間ですが、ちゃんとオバケが見えますね。
家の前を通りかかった人が、なんだなんだ?と見ています(苦笑)
夜になったらもっとはっきり見えるでしょう。
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暗くなったときのことを考えて、
家にあった照明器具や電飾も総動員して庭に設置します。

パパも夜になるのが待ち遠しくなってきました(笑)
by iwaisanchi | 2008-11-04 09:19 | ◆このごろのいわいさんち


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