『100かいだてのいえ』の台湾版ができました!

実は2月には発売がはじまっていたらしいのですが、
なかなか見本が送られてこず、ようやく今日届きました。
すでに、台湾で『100かいだてのいえ』はとても好評だそうで、
台湾版のタイトルで検索してみると、ブログなどでたくさん紹介されています。
うれしいです。

左が台湾版、右がオリジナルの日本語版です。
台湾版はカバーがありません。
この写真ではほとんどわかりませんが、色もちょっと濃い仕上がりです。
表紙などの手描きのひらがなは、
最初、台湾の出版社から誰かが描いた漢字に
差し替えられたものが送られてきたのですが、
絵の雰囲気と合わずにいまいちだったので、僕が全部書き直しました。
やっぱり自分の字だと漢字でもなじみます。
中身の文章も、もちろん全部漢字です。
例えば、ミツバチさんとの会話はどうなっているかというと・・・

「こんど、レストランをひらくのよ。
ためしに たべてみて」
「じゃあ、このハチミツケーキをくださいな」

「じょおうさまですね!
テントウムシさんから プレゼントです」
「うれしいわ! このペンダント ほしかったのよ!」
という具合に、なんだかとても難しい漢字が並んでいます(笑)
これを眺めていて、ふと疑問がわいてきました。
日本の子どもたちは、ひらがな・カタカナさえ読めるようになれば
絵本は、ほとんど自力で読めるわけですが
漢字ばかりの絵本では、ハードルがとても高そうです。
いったい台湾の子どもたちは何歳くらいで、
この漢字を全部読めるようになるのでしょう??
それとも、読み聞かせが基本なのでしょうか?