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100かいだてのいえのひみつ展は会期後半へ
岩井パパです。
美術館や動物園の展示をわざわざ遠くから見に来てくださったり、
ブログの記事に暖かいコメントを書いてくださったみなさん、ありがとうございます!
個別にお返事できなくて申し訳ないのですが、
なんどもうれしく読ませていただいています。



さて、吉祥寺美術館の『100かいだてのいえのひみつ』展
後半に差し掛かりました。
会期は全部で51日間。ちょうど半分がすぎたところです。
おかげさまで、平日でも200人以上、土日は1000人近くの来場者があり、
とてもうれしく思っています。

「みんなで100かいだてのいえをつくろう」のハガキも、どんどん増え続けていて、
当初はまったく使うつもりでなかった…
100かいだてのいえのひみつ展は会期後半へ_f0118538_19345886.jpg
タイトルパネルのまわりの壁や、
100かいだてのいえのひみつ展は会期後半へ_f0118538_1935427.jpg
ごあいさつパネルの後ろや、受付のカウンターの背後の壁など、
美術館内のあらゆる壁という壁に増殖を続けています(笑)

期せずして、毎日進化していく展覧会となって、
僕自身、美術館に行くのが毎回楽しみです!

ハガキの枚数は、正確にはわからないのですが、軽く5000枚を超えているのではないでしょうか?

以前、『ちか100かいだてのいえ』の出版記念に
全国から同様のハガキを募集したら、半年間で5661枚が集まって驚きましたが、
この展覧会では、たった25日間でその数を超えようとしています。

一枚一枚見ていくと、子どもたちだけでなく、
それ以上に大人の方が、気合を入れて楽しんで描いてくれているのがわかります。
これを描くのに、どれくらいの時間、美術館に滞在してくれたかと
想像すると、本当にうれしくなってきます。
100かいだてのいえのひみつ展は会期後半へ_f0118538_19352819.jpg
さて最近、この展覧会に小学校の生徒さんたちが
クラス単位で見学に来てくれる機会が増えてきました。

吉祥寺美術館は、武蔵野市立なので、
市内の小学校とも結びつきが強いのです。

この日は、美術館が開館する前の1時間を使って、
武蔵野市立千川小学校5年生の子どもたちが、
図工の先生、担任の先生、校長先生に引率されてやってきました。
100かいだてのいえのひみつ展は会期後半へ_f0118538_1935384.jpg
まず最初に、みんなに集まってもらって、
僕の展覧会を企画してくれた美術館学芸員の関さんとともにごあいさつ。
今回の展覧会のねらいや概要を話します。
100かいだてのいえのひみつ展は会期後半へ_f0118538_19353322.jpg
そのあとは、自由に展示室内を見てもらい、僕が個別に作品を説明したり、
ダンボールカメラなど、普段は触れない展示品を手にとってもらうなどしました。
100かいだてのいえのひみつ展は会期後半へ_f0118538_19354256.jpg
最後に、また集まって質問コーナー。
最初は緊張していた子どもたちから、徐々に
「絵本を描くのにどのくらい時間がかかりましたか?」などの質問が上がりました。

5年生くらいだと、新しい絵本はあまり知らないかも、と思っていたのですが
『100かいだてのいえ』のことは、ほとんど全員が知っていてくれました。

僕にとっても、こうして読者の子どもたちと直接出会えるのは
この展覧会をやってよかったな、と思えるうれしい瞬間です。



あと、ロビーの展示室入り口近くには、感想ノートが置いてあり、
それがもう7冊目で、たくさんの方がうれしい感想を書いてくださっているのですが
その中で、こんなページを見つけました。
100かいだてのいえのひみつ展は会期後半へ_f0118538_19355258.jpg
(クリックすると拡大します)

若いお父さんでしょうか。
小さな娘さんと一緒に展覧会を楽しんでくれて
いろいろなことを感じ、考えてくれたことが、娘さんの落書きとともに
手に取るように伝わってきて、僕は思わず、目頭が熱くなりました。
こちらからも、本当にありがとう!、です。
by iwaisanchi | 2011-01-27 19:35 | ◆100かいだてのいえ
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