アドヴェントカレンダーの中からでてきた
サンタさんのアシスタントの女の子は、ロカちゃんがモデルだったので
パパが「ロカちゃん」と呼ぼうとしたら、
「ちがうちがう!その子はロカちゃんじゃないよ!」
と、本人に言われてしまいました。
「ナリちゃん、だよ!」
…ということで、女の子の名前はナリちゃんになりました。
(別に意味は、ないみたいです)
ロカちゃんと相談して、サンタさんはナリちゃんのおじいちゃん、ということになりました。
つまり、ナリちゃんはサンタクロースの孫です。
次の日、アドヴェントカレンダーの中からでてきたのは
白くて丸い雪のかたまりです。

「さあ、これからクリスマスまで大忙し!
わたし一人じゃとても全部できないから、お手伝いさんをつくらなくちゃね」
ナリちゃんは、スコップで雪を集めてまあるく固めていきます。
きれいな雪玉ができたところで、ナリちゃんはサンタさんを呼びました。
「ねえ、おじいちゃん、この雪玉を雪だるまに変身させて!」
「よしきた!わしにまかせとけ」

サンタさんが魔法のことばを唱えると、雪玉が雪だるまになって動き出しました。
「さあ、わたしを手伝ってちょうだい!」