吉良の実家3日め。
もう今日は、東京に戻る日です。
小学校、海、田んぼと、続けざまにロカちゃんと
行って遊んだのがとても楽しかったので、
どうせなら!と、パパの子ども時代の思い出の場所に
もう一ヶ所行ってみることにしました。

それは、僕が父親に連れられて、幾度となく行った山の神社です。
ここに小学校低学年の頃、虫捕りやドングリ拾いなどに
しょっちゅう連れて来てもらったことが、海での遊びと同じく
僕にはとても楽しかった思い出です。
山の神社、といっても、正確には山の入口程度の場所にある神社なのですが、
幼かった僕には、当時とてもうっそうとした山の奥に感じました。

僕が子どもの頃にはなかったのですが、
実はここに、ペンギン親子の像が建っているんです!
…といっても、いわいさんちのペンギンとは、まったく関係ありません(笑)
子どもの頃は気にも留めなかったのですが、
神社の敷地内に、南極探検に日本人で初めて挑戦した
白瀬中尉の墓碑があるんですね。
せっかくだから、それをもうちょっと整備しようということで
このペンギン親子像などを、その後、町が作ったらしいんです。
(平成3年建立ということですが、僕は最近まで知りませんでした)

ペンギン像の前には、こんな風に南極の地図もあります。
偶然とはいえ、ペンギン親子をトレードマークにしている
わが家としては、パパの少年時代の思い出の場所に
ペンギン親子の像が建っているのは、ちょっと愉快です。

残念ながら、虫捕りはほとんど収穫はなかったのですが、
昔と変わらない山の神社の雰囲気を味わえて満足でした。
この日は、このあと母や姉たちと父の墓参りをしてから
夕方の新幹線で東京に戻りました。
今回、あちこち懐かしい場所に行って、
そこで遊ぶロカちゃんが昔の自分の姿と重なるたびに
ああ、自分の父親もたぶんこんな気持ちで
幼い僕を見てくれていたんだろうな、と思いました。
それは、父親の目を、追体験するような不思議な感覚でもあったのです。
短い滞在でしたが、本当に楽しく懐かしい
田舎の夏休みを満喫した吉良の3日間でした。
松本のワークショップに始まり、松本周辺~吉良の実家と
夏のわが家の旅行記を長々と(ずいぶん後追いで)書いてしまいましたが、
読んでくださってありがとうございました!