もうひとつ、こちらは僕自身がよく覚えている雪の思い出です。
この写真は、1970年の冬にわが家の庭で撮ったもの。
アルバムに貼ってあった写真をスキャンしました。
当時僕は小学校2年生。今のロカちゃんと同じ年齢です。
この日も珍しく雪が降って、僕は生まれて初めて本格的な雪だるまを作りました。
しかし、雪が少なくて土が混ざってしまい、こんな泥だらけの雪だるまに…
でも、できあがってとてもうれしかったのを覚えています。
雪だるまの顔のパーツが、ちゃんとオーソドックスな木炭なのがいいですよね。
僕が抱いているのは、当時わが家で飼っていた「チコ」というメスの雑種犬です。
うしろに並んでいる車は、お隣の建設会社のものですが、懐かしい形をしています。
他にも、ジャイアンツのマークの黄色い野球帽に黒い長靴など、見れば見るほど
懐かしさが込み上げてきます。
雪がめったに降らないのを、子ども心に残念に思っていましたが
逆にこうしていい思い出にもなっています。
当時のこの地方の子どもたちに、この雪が同じように楽しい記憶を与えてくれ、
同じ日に撮った雪の写真が大事に今もアルバムに貼られているのかもしれない、
と想像すると、面白いですね。
年に一度あるかないかの雪も結構いいものです。