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ダンボールの犬小屋 その5
裏口のポストができたあと、次にロカちゃんは
「いりぐちのトビラにいろをぬりたい!」と、言い始めました。

「なにいろにしようかな~ピンクにしようかな~」と言いながら、
えのぐを混ぜ始めたのですが、赤いえのぐをパレットにたくさん出したあとに
白を混ぜたので、なかなか薄いピンクになりません。
「パパ!きれいなピンクにならない!えのぐがふえちゃうよ~」
見れば、どんどん白を入れています。

パパはあわてて、
「ロカちゃん!それ以上白を混ぜちゃだめ!そういう時は、その濃いピンクを
少しだけパレットの他の場所に移して、そこに白をいれなくちゃ!」と忠告しました。
そして、ようやくロカちゃんの欲しいピンクができました。
ダンボールの犬小屋 その5_f0118538_21554833.jpg
ロカちゃんは、できたピンクのえのぐで、トビラを全面塗りつぶしました。
(なんか派手だな…)と思いながらパパが見ていると、
今度はその上に、淡い青と黄緑で花を描き始めました。
パパは、(おっ、意外にいいじゃない!)と心の中でびっくりしました。
ダンボールの犬小屋 その5_f0118538_21555590.jpg
でも、ロカちゃんは最初に描いた花の位置が気に入らなかったようです。
「うえのほうにかきすぎちゃった!」と、下にもう一つ花を描き始めました。

「パパ、しっぱいしちゃったよ…このうえのおはな、けせるかな…」
一瞬、また濡らした雑巾で消せばいいかな、と思ったのですが、
パパはいいアイデアを思いついてロカちゃんに提案してみました。
「ロカちゃん、ここに窓をあけたらいいんじゃない?」
「あ、そうだね、それいい!」
ロカちゃんの顔がパッと明るくなりました。
ダンボールの犬小屋 その5_f0118538_2156288.jpg
カッターナイフで、花の部分を丸く切り抜くと、ちょうどいい大きさの窓になりました!

それを見て、パパはまたもやひらめきました。
「ねえ、ロカちゃん、ここに透明なシートを貼って、
それに絵を描いてステンドグラスにするのはどう?ステンドグラスってわかる?」
「なんだっけ?」
「教会とかで、窓ガラスに透明な絵が描いてあるやつだよ」
「ああ、あれね!いいね!わたし、かきたい!」
ダンボールの犬小屋 その5_f0118538_2156945.jpg
さっそく窓穴の大きさよりちょっと大きめに、クリアファイルの透明シートを切り抜き、
そこにロカちゃんが油性のマーカーで絵を描き始めました。
ダンボールの犬小屋 その5_f0118538_21561671.jpg
こういうとき、ロカちゃんはまったく迷いがありません。
ササッと絵を描いて、色を塗っていきます。
ダンボールの犬小屋 その5_f0118538_21562510.jpg
できたシートをトビラにあててみると、中のライトの色味と組み合わさってとってもいい感じです!
シートの周囲に両面テープを貼り、トビラの裏側に貼り付けました。
ダンボールの犬小屋 その5_f0118538_21563145.jpg
さらに、トビラの周囲を茶色に、表札の枠を黄色に塗りました。
表札の枠を塗るとき、ロカちゃんに「色はどうする?」と聞いたら、
「パパにまかせるよー」と言ったので、考えて黄色に塗り始めたのですが
それを見て、ロカちゃんはすぐに「わたしも、きいろかな、っておもったんだ!」と言いました。
ふたりのセンスが一致したうれしい瞬間です。
ダンボールの犬小屋 その5_f0118538_0293457.jpg
パパはここまできて、ちょっと横の壁がさみしい感じがしたので
さらに、木と鳥を描き加えてみました。
「とっても、いいね!」とロカちゃんも気に入った様子。
ダンボールの犬小屋 その5_f0118538_029426.jpg
壁の右側に、ロカちゃんも木を描き加えて、ほとんど犬小屋が完成しました!

(つづく)
by iwaisanchi | 2008-03-25 01:15 | ◆このごろのいわいさんち
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