岩井パパがつくったもの
![]() ◆アイデアはどこからやってくる? [河出書房新社刊] 岩井パパの発想と 創作の秘密がここに! ![]() ◆ちか100かいだてのいえ [偕成社刊] こんどは地下へ! 地球の中には何がある? ![]() ◆ビッグブック 100かいだてのいえ [偕成社刊] 高さ116cm×幅20cmの 大型絵本になりました! ![]() ◆光のえんぴつ、 時間のねんど 図工とメディアをつなぐ 特別授業 [美術出版社刊] 小学校の全学年で取り組んだ特別授業の記録です。 ![]() ◆100かいだてのいえ [偕成社刊] 初めての描き下ろし 絵本です。 空までとどく不思議な家を のぼってのぼって探検しよう! ![]() ◆いわいさんちの リベットくん [紀伊國屋書店刊] 作る・動かす・ 物語が生まれる。 かわいくてあったかい、 親子で遊べる 手作りおもちゃ。 キット付もあります。 ![]() ◆どっちが?絵本 [紀伊國屋書店刊] わが家の遊びが 3冊セットの 絵本になりました! ![]() ◆いわいさんちへ ようこそ! [紀伊國屋書店刊] パパとロカちゃんが考えた遊びや工作がたくさん載っています。 ![]() ◆エレクトロプランクトン ニンテンドーDSで体験する 音と光のメディアアート。 ![]() ◆TENORI-ON 光と音を演奏できる 21世紀のデジタル楽器。 ![]() ◆TENORI-ON開発日誌 もうひとつ ブログやってます。 岩井パパの アート・音楽関連の 最新情報はこちらから! 以前の記事
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”タテに開く絵本”を思いついて、さっそく建物の中身のスケッチを描き始めました。
まず最初に描いたのは、1階から10階までの部屋です。 ページをめくるごとに変化をつけたいな、と考えて 10階ごとに、違う動物がいろいろなスタイルで暮らしていることにしよう、 と思いついたのですが、最初からあまり突飛だとそのあとの驚きが少なくなってしまうので、 最初の10階は普通に人間の家に近くして、ネズミが住んでいることにしました。 これがそのときに描いたスケッチです。 ![]() ストーリーやせりふは入れないで絵だけで見せるつもりだったのですが、 偕成社の編集部の方々から、お話を入れたほうがよい、とアドバイスを受け、 文字を入れるために左右の幅を広くすることにしました。 さて、このあたりまでは順調だったのですが、 見開きごとに変わる10種類の動物たちと、部屋のヴァリエーションをどうするか、 また全体を通してのストーリーや、最後の100階をどうするか。 さらに、どんな絵をどんな技法で描くのか。 具体的に考えなければならないことがいっぱい出てきて、 絵本作り、ましてやお話作りに不慣れな僕は途方に暮れてしまいました。 登場人物を決め、ストーリーを考え、自分の絵で物語っていく。 これらのことは僕がこれまでずっと避けてきたことだったんです。 実は、中学生の頃、手塚マンガに夢中になって、マンガを描き始めたのですが 割とすぐに、自分にはお話を作る才能も、個性的な絵を描く才能もないなあ、と 自覚したんですね。 その後、アーティストになっていろいろな創作をするようになっても そのあたりの分野には、ずっと手を出さないようにしていました。 ところが、今回それが一気に目の前に立ちはだかってしまったんです。 それからずいぶん悩みました… でも最終的には、とにかく自分の好きなものを描こう、 自分が行ってみたい、住んでみたいと思う家を描こう、と思い始めてから、 徐々に気が楽になって、かなり細かい絵を楽しんで描けるようになりました。 描きたい部屋の様子を思いつくと、自然と登場人物の会話も思いつきました。 先ほどの最初の10階分は最終的にはこんな絵になりました。 ![]() 僕自身がこの家を探検するつもりで描こう、と思い 自分が子どもの頃に家族に呼ばれていた「トシくん」をもじって、 「トチくん」にしました。 地面から出発する物語でもあるので、 この名前には<トチ=土地>という意味も込めてあるのです。
by iwaisanchi
| 2008-06-24 22:42
| ◆100かいだてのいえ
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