岩井パパがつくったもの
![]() ◆アイデアはどこからやってくる? [河出書房新社刊] 岩井パパの発想と 創作の秘密がここに! ![]() ◆ちか100かいだてのいえ [偕成社刊] こんどは地下へ! 地球の中には何がある? ![]() ◆ビッグブック 100かいだてのいえ [偕成社刊] 高さ116cm×幅20cmの 大型絵本になりました! ![]() ◆光のえんぴつ、 時間のねんど 図工とメディアをつなぐ 特別授業 [美術出版社刊] 小学校の全学年で取り組んだ特別授業の記録です。 ![]() ◆100かいだてのいえ [偕成社刊] 初めての描き下ろし 絵本です。 空までとどく不思議な家を のぼってのぼって探検しよう! ![]() ◆いわいさんちの リベットくん [紀伊國屋書店刊] 作る・動かす・ 物語が生まれる。 かわいくてあったかい、 親子で遊べる 手作りおもちゃ。 キット付もあります。 ![]() ◆どっちが?絵本 [紀伊國屋書店刊] わが家の遊びが 3冊セットの 絵本になりました! ![]() ◆いわいさんちへ ようこそ! [紀伊國屋書店刊] パパとロカちゃんが考えた遊びや工作がたくさん載っています。 ![]() ◆エレクトロプランクトン ニンテンドーDSで体験する 音と光のメディアアート。 ![]() ◆TENORI-ON 光と音を演奏できる 21世紀のデジタル楽器。 ![]() ◆TENORI-ON開発日誌 もうひとつ ブログやってます。 岩井パパの アート・音楽関連の 最新情報はこちらから! 以前の記事
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10月12日(日)と13日(月)の2日間、
東京都中野区にある「東京子ども図書館」で 『石井桃子さんに感謝する会』という集まりがありました。 今年4月に101歳でなくなられた児童文学者の石井桃子さんを記念して 企画されたささやかな集いです。 僕自身は、生前の石井桃子さんとは何も個人的なつながりはないのですが、 以前、このいわいさんちwebで紹介させていただいたように 石井さんの言葉や、かつら文庫の活動にとても感銘を受けていたので、 この会のことを新聞で知って、いても立ってもいられなくなり、 13日の午後におじゃますることにしました。 ![]() 石井さんの活動を知るまで、恥ずかしながらその存在さえも知りませんでした。 JR中野駅の北口から15分ほどバスに乗り、 「江古田住宅」のバス停で降りて、閑静な住宅街を歩いていくと しばらくしてレンガ造りの建物が見えてきました。 入口で、献花のための一輪の白いコスモスの花をいただいて中に入ると、 小さなホールでは、石井さんの足跡をたどるビデオ上映をしていて、 その横に、たくさんの白い花に囲まれた石井さんの遺影が飾られていました。 ビデオ上映のあとには、東京子ども図書館の理事長である 松岡享子さんが、この催しのことや、石井さんのお墓の場所などについて ていねいに説明してくださいました。 この東京子ども図書館は、石井さんや、松岡さんなどが自宅に開設されていた 個人の4つの児童文庫が母体となって設立されたそうです。 お話のあと、参加者それぞれが遺影に献花したあと、 奥にある子ども図書室へと通されました。 ![]() 石井さんの著書や翻訳された絵本などがきれいに並べられ 明るくとてもすがすがしい空気が漂っていました。 また、いらっしゃったスタッフの方々が みなさん本当にニコニコされていたのが印象的でした。 子どもたちのことを真剣に考えている方たちの持つ、 暖かで穏やかな雰囲気に包まれた気がしました。 たぶん、かつら文庫や東京子ども図書館に通う子どもたちは、 いつもこの暖かな気持ちのいい空気を感じているのではないでしょうか。 図書室では、記帳用紙が配られていて、 裏に自由に石井さんへのメッセージをお書きください、とのことだったので 僕もほんの少しだけ書いてみました。 『石井桃子さま ピーターラビットの絵本などで 知らず知らずのうちに石井さんの お仕事にふれ、絵本の世界、児童文学の世界に魅せられてきました。 今、大人になり、父となって、今度は石井さんが50年続けられた かつら文庫の活動を知り、 今さらながらに大きな感動を受けています。 僕もまた、違う形で子どもたちへできることはないか模索しているところです。 ありがとうございました。 岩井俊雄 2008.10.13』 ![]() 東京子ども図書館の機関誌『こどもとしょかん』の石井桃子追悼号、 こどもとしょかん別冊の『かつら文庫の50年』、 そして昨年石井さんが100歳になられたときに書かれたエッセイを 小冊子にした『雛まつり』。 ![]() 石井さん直筆の手紙のコピーにとても感動しました。 100歳になった時に、全国から寄せられたファンの方たちからの お祝いに対して、お礼にしたためられた手紙のようですが、 とても100歳とは思えないしっかりとした筆致に驚きました。 勝手ながら、ここに後半を一部書き写させていただきます。 『すこし休んではまた次の仕事に取りかかっている自分を眺めながら ゆっくり歩いてきましたら、驚いたことに、その先では 百年に一度の誕生日が私を待っていました。 さしたる覚悟もせず、普段と変わらない一日として 三月十日を迎えるつもりでしたが、思いもよらないことが起こりました。 「その日」は日本じゅうからたくさんの方々のお心を 私のもとに運んできてくれたのです。 ありがとう、みなさま。 (中略) 私の仕事がこれほどまで多くの方々に寄りそい、 あちこちで息づいていると知って、私がどんなに力づけられたことか、、、、 ただただ感謝するばかりです。 「私の神さま」があるならば、その許しを得たと受けとめて、 これからもゆっくり、歩きつづけていきたいと思います。 ありがとうございました。 二〇〇七年春 清明の日 石井桃子』 ……100歳まで生きることだけでもすごいことなのに、 その100歳の誕生日を、こんな風にたくさんの人に祝福されるなんて 人として最高の幸せですね。 でも、それを <「私の神さま」があるならば、その許しを得たと受けとめて> と、自然体で感謝できる謙虚さ。 僕は到底100歳まで生きられそうにないけれど、 ずっとこんなつつましやかな気持ちで自分の仕事に 向き合っていきたいな、と思いました。 あらためて、石井桃子さん、たくさんの示唆をありがとうございました! ゆっくりお休みください。
by iwaisanchi
| 2008-10-21 16:24
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